こんにちは♡
女性の健康をサポートする中野・新宿エリアの美容整体師 八賀です。
前回は、
「更年期は何才くらいから?」
「不調が出る理由」
について書いてみました。
今回のテーマは「更年期の症状」についてです。
目次 |
更年期の症状
更年期には、軽いものも含めると約8割の女性が何かしらの症状を自覚していると言われています。症状としては、「ホットフラッシュ」と呼ばれるほてりやのぼせなどが代表的ですが、ホットフラッシュ以外の症状がメインとなる人も多くいます。よくあるのは、頭痛、肩こり、めまい、関節痛、冷え、不眠、腰痛、イライラ、憂うつ感、集中力の低下など、更年期の症状は数百種類にも及ぶと言われています。よくある症状について、まとめてみました。
ホットフラッシュ
ホットフラッシュの症状
・突然カーッとのぼせる
・顔や首がほてる
・どっと汗が出る(気温と関係なく)
・赤面したような感じがする
・顔は熱いのに手足や腰が冷える
・夜中に大量の汗をかく
体の状態としては、2~4分間持続する熱感と発汗を自覚し、脈拍が増加。ほてりや発汗は顔面から始まり頭部・胸部に広がります。顔面のほてりや発汗のみの場合もあります。
ほてりは、エストロゲンなど女性ホルモンの分泌量の急激な減少により自律神経が乱れ、血管が拡張することによって起こり、発汗は体温調節機構が不安定になることで起こると考えられています。
手足の冷え上半身は汗をかいているのに、手足や腰が冷えてつらい」「下半身が冷えてスカートがはけなくなった」「靴下を2枚重ねても足が冷たくて眠れない」……。もともと女性に多い「冷え」ですが、更年期になるとさらに症状がきつくなる人が多いようです。また、顔や首のあたりはほてっているのに足は冷たい、夏でもカーッとのぼせるのにエアコンには弱いといったほてりやのぼせを伴ういわゆる「冷えのぼせ」もみられるケースもあります。
・・・そのほかには、
・皮膚・分泌系の症状
喉の渇き・ドライアイ
・消化器系の症状
吐き気・下痢、便秘・胃もたれ・胸焼け
・運動器官系の症状
関節痛・しびれ
・泌尿器・生殖器系の症状
月経異常・尿失禁・性交痛
上記のような症状でお悩みの方も多くいらっしゃいます。
上記のような更年期の症状がある中で、心身の症状が重く仕事や家事ができない、具合が悪くて寝込んでしまうなど、日常生活に支障をきたしている場合を「更年期障害」と言います。年齢とともに卵巣機能が低下し、女性ホルモン分泌が急激に減少していく体のしくみは同じでも、症状の現れ方や度合いは、人によって大きく異なります。
更年期にさしかかると、排卵のリズムに乱れが起こり、月経不順や量の変化などがみられることはあります。
しかし、月経の変化や異常をすべて、更年期の月経不順によるものだと思い込んでしまうと、子宮筋腫や子宮がんによる不正出血を見落としてしまうこともあります。また、更年期世代になると妊娠の可能性は低くなっていますが、可能性はゼロとはいえず、今まで通り避妊は必要です。無月経や不正出血などで不安に思ったら、婦人科を受診することを勧めます。
この時期にはさまざまな症状が現れるために、そのすべてが更年期によるものと決めつけてしまいがちです。じつは別の病気だったということもありますから、からだや心の不調を感じたら、まず更年期によるものかどうかを確認することが大切です。
Vol.3 [更年期を少しでもラクに過ごすための対策]へ続きます。